高坏 ― 2023年08月17日 21:51

高坏(たかつき)は浅い皿に1本脚のついた盛り付け用の土器である。
概要
ふっくり丸みのある皿状の容器に高い脚をつけた土器または木器である。坏(つき)は縁の脚(器壁)が比較的低い器である。 弥生時代には壺、甕、高坏、甕,鉢といった種々の形態の土器が定着する。高杯はコンポート(脚付きのフルーツ皿)に似た形状である。ただし台付鉢との区別は必ずしも厳密ではない。台付壺、台付甕もあり、壺や甕には別作りの蓋をそなえる。「魏志倭人伝」によれば、3世紀の倭人は高杯(籩豆)を用い,手づかみで食べていたという。当時の鉢,高杯は出土量が多いため、食事の際にそれぞれが個々に(一人毎に)器をもっていた可能性もある
用途
高杯状の土器は高杯状の土器は縄文時代の終わりころからみられるが、弥生時代になると一般的な食器として定着する。祭神への供物を盛る土器としても使われた。貯蔵用壺、煮沸用甕と並んで弥生時代以来の代表的な土器である。壺は貯蔵用、甕は煮炊用、高坏は供膳用と用途によって使い分けていた。鉢,高杯は,食物を盛りつけるための器である。
材質
材質は土、木、竹、ガラス、金属などがあり、縄文中期に浅鉢に透かしのある太く短い台付けの土器の高坏が現れ、弥生時代には木製高杯が現れた。
出土例
- 高坏 - 朝日遺跡 愛知県清須市、弥生時代後期
- 弥生土器高坏 - 東野遺跡、岐阜県加茂郡坂祝町黒岩・大針、弥生時代後期
- 高杯 雀居遺跡、弥生早期~中期
- 高杯 将軍山古墳
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