甕形土器 ― 2023年11月02日 18:58
甕形土器(かめがたどき)は口縁部と頸部・胴部との寸法の差が少ない形をした土器であり、真横から見ると横方向の最も大きな場所(最大径)が、高さの半分より上側にある土器である。
概要
弥生時代や古墳時代に見られる土器の形である。現代の甕に似ているため名がついた。 現代の甕は液体を入れる容器であるが、甕形土器は煮炊き用が主な用途であった。貯蔵用にも使われた。甕形土器は縄文時代の深鉢形土器から変化して成立している。
出土
- 甕形土器 - 鏡西谷遺跡、広島県東広島市、弥生時代
- 台付甕形土器 - 四ツ屋遺跡、長野県松代町、弥生時代
- 甕形土器 - 大阪府柏原市大正・古町、藤井寺市船橋町出土、古墳時代・3~4世紀
参考文献
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