Bing
PVアクセスランキング にほんブログ村

白石太一郎2025年03月05日 00:30

白石太一郎(しらいし たいちろう、1938年11月14日 - )は日本の考古学者である。 国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。大阪府立近つ飛鳥博物館名誉館長。穿孔は日本考古学。

概要

1938年、大阪府大阪市に生まれる。1957年3月、大阪星光学院高等学を卒業し、1961年3月、同志社大学文学部文化学科文化史専攻を卒業する。1964年3月、同志社大学大学院文学研究科文化史専攻修士課程修了、1968年、同志社大学博士課程単位取得満期退学。 1969年、奈良県立橿原考古学研究所所員となる。1970年4月には奈良県教育委員会技術職員、1973年から龍谷大学文学部非常勤講師に就任する。1977年、同志社大学文学非常勤講師となる。1981年から国立歴史民族博物館 助教授に着任する(1984年まで)。1984年から国立歴史民族博物館教授となる(2002年まで)。 1997年、国立歴史民俗博物館副館長となる。2002年国立歴史民族博物館を退官する。2004年、大阪府立近つ飛鳥博物館館長、奈良大学文学部文化財学科教授となり、2009年3月に奈良大学を定年退官した。

古代史への興味

中学生校の頃、父が買い求めた末永雅雄博士の著書『大和の古墳』により考古学への関心を高められた。土曜日日曜日に、『大和の古墳』を片手に奈良県の古墳を回った。 高校1年生の時に読んだ『京大日本史』から人生を決めた。また高校2年生の頃刊行された『日本考古学講座』から考古学研究の動向と成果に魅せられた。大学2年生から大学院にかけて製塩遺跡や群集墳、京都市の大宅廃寺の発掘調査に参加した。

業績

古墳の研究を通じて、考古学による日本の古代国家・古代文化形成過程の解明を目指す。

  • 2002年、雄山閣考古学賞受賞。
  • 2020年、地域文化功労者表彰

著書

  1. 白石太一郎(2022)『近畿の古墳と古代史』吉川弘文館
  2. 白石太一郎(2022)『東国の古墳と古代史』吉川弘文館
  3. 白石太一郎(2018)『古墳の被葬者を推理する』中央公論新社
  4. 白石太一郎, 水野正好, 西川寿勝(2015)『邪馬台(ヤマト)国』雄山閣
  5. 白石太一郎,橋本輝彦,坂井秀弥(2014)『邪馬台国からヤマト王権へ』ナカニシヤ
  6. 大神神社編(2013)『古代ヤマトと三輪山の神』学生社
  7. 白石太一郎(2013)『古墳からみた倭国の形成と展開』敬文舎
  8. 白石太一郎(2011)『古墳と古墳時代の文化』塙書房
  9. 白石太一郎(2009)『考古学からみた倭国』青木書店
  10. 白石太一郎(2007)『東国の古墳と古代史』学生社
  11. 白石太一郎(2007)『近畿の古墳と古代史』学生社
  12. 白石太一郎(2002)『倭国誕生』吉川弘文館
  13. 白石太一郎(2001)『古墳とその時代 』山川出版
  14. 白石太一郎(2000)『古墳の語る古代史』岩波書店
  15. 白石太一郎(2000)『古墳と古墳群の研究』塙書房
  16. 白石太一郎(1999)『古墳とヤマト政権』文芸春秋
  17. 白石太一郎(1999)『古代国家はいかに形成されたか』文藝春秋
  18. 白石太一郎(1998)『古墳の語る古代史』歴史民俗博物館振興会
  19. 白石太一郎(1989)『古墳の造られた時代 古墳時代』毎日新聞社
  20. 白石太一郎(1985)『古墳の知識 (1)』東京美術

参考文献

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://ancient-history.asablo.jp/blog/2023/11/09/9632670/tb