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須曽蝦夷穴古墳2025年09月21日 00:27

須曽蝦夷穴古墳(すそえぞあなこふん)は石川県七尾市能登島須曽町にある古墳時代の古墳である。

概要

七尾湾に囲まれた能登島の南岸をみる須曽町の背後丘陵に所在する方墳である。標高は約80メートル。一辺20m程度、高さ約4.5mである。石室2つあること、横穴が石室の長辺に接続すること、石室の天井部は隅三角持送技法によりドーム状になることなど、高句麗式構造の特徴が見られる。長い羨道部がある両袖型の横穴式石室である。石室用材は能登島産の安山岩室板石である。東側の石室の平面形はT字形、西側の方は逆L字形である。

規模

  • 形状 方墳
  • 規模 1辺 20m、高4.5m

調査

遺構

  • 室・槨 両袖型素形の横穴式石室2
  • 古墳(方墳 横穴式石室2)
  • 列石

遺物

《東石室》

  • 土師器片
  • 須恵器蓋

《西石室》

  • 鉄刀片
  • 鉄製円頭大刀柄頭
  • 鉄製鐔
  • ほぞ孔鉄斧
  • 須恵器杯
  • 刀装具1
  • 刀子2
  • 砥石1
  • 須恵器20
  • 鉄釘4
  • 鎹1

築造時期

  • 7世紀中葉

展示

  • 蝦夷穴歴史センター

考察

指定

  • 1981年(昭和56年) 国史跡に指定

アクセス等 

  • 名称  :須曽蝦夷穴古墳
  • 所在地 :石川県七尾市能登島須曽町タ部21番地5
  • 交 通 :JR和倉温泉駅から能登島行きバス「須曽」下車、徒歩15分

参考文献

  1. 能登島町教育委員会(1997)『史跡須曽蝦夷穴古墳 : 保存修理事業報告書』

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