津古生掛古墳 ― 2025年10月02日 00:32
津古生掛古墳(つこしょうがけこふん)は福岡県小郡市にある古墳時代前期の古墳である。
概要
福岡県の中で最古の纏向形前方後円墳である。円形部28mに対して、方形部は5mと短い。標高51mの古墳の周辺に方形周溝墓、円形周溝墓や土壙墓などが多数造られている。いずれも古墳より新しい。地方の有力者とその近親者を埋葬した墓と見られる。胴の部分が中空の鶏形二重口縁壺形土器が3体見つかった。方格規矩鳥文鏡は、中国で作られて日本に持ち込まれた舶載品である。ガラス小玉57個は、分析の結果、近畿地方で発見されるものと類似していることが判明した。そのほか周辺から二重口縁壺20個体以上、ガラス製小玉58+鉄剣1(切先のみ)、鉄鏃35、胡禄に付属する鉄器片、袋状斧1、短冊形鉄斧1、ヤリガンナ1+鑿1が出土した。主体部から方格規矩鳥文鏡、ガラス製小玉58個、鉄剣1(切先のみ)、鉄鏃35、胡禄に付属する鉄器片、袋状斧1、短冊形鉄斧1、ヤリガンナ1、鑿1が出土した。 方格規矩鳥文鏡1面 鉄剣1振 ガラス小玉57個 鉄鏃31本 鶏形土製品3個体が小郡市指定文化財として指定された。、
調査
内部主体と遺物の出土位置等は主体部内、1号方形周溝墓主体部内、円形周溝墓主体部内に遺物があった。墳裾を巡るように方形周溝墓6・円形周溝墓1・木棺墓3を検出した。1985・1986年、市教育委員会が発掘調査した。古墳は昭和60年の団地造成で消滅した。周濠は深さ0.5m・幅6mである。木棺は組合式木棺(直葬)である。木棺の推定長は2.1mから2.3m・幅0.7から0.8mである。
規模
- 形状 前方後円墳
- 築成 後円部:1段
- 墳長 33m(平坦部を含む)
- 後円部 径径29m(平坦部を含む) 高5m
- 前方部 幅13m 長10m 高0.2m
埴輪
遺構
- 棺 組合式木棺(直葬)
遺物
- 方格規矩鳥文鏡 -中国鏡
- ガラス小玉58
- 鉄剣1(切っ先のみ)
- 鉄鏃35本
- 胡鏃に付属する鉄器片
- 斧(袋状1・短冊型1)
- 鉇1
- 鑿1
- 鉇1
- 鉇1
築造時期
- *展示
- 九州歴史資料館
考察
指定
- 2021年11月25日 小郡市指定文化財 考古資料
アクセス等
- 名称 :津古生掛古墳
- 所在地 :福岡県小郡市大字津古字生掛
- 交 通 :
参考文献
- 宮田浩之ほか(1987)『津古生掛遺跡』I-小郡市文化財調査報告書40集』
- 宮田浩之ほか(1988)『津古生掛遺跡』Ⅱ-小郡市文化財調査報告書44集』
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