津古1号墳 ― 2025年10月03日 00:14
津古1号墳(つこいちごうふん)は福岡県小郡市にある前方部を北側に向けた主軸長約35mの前方後円墳である。
概要
三国丘陵の先端部に位置する古墳である。 津古遺跡には古墳時代前期に属する前方後円漬2基と方墳1基からなる古墳群があり、さらに台地状の河岸段丘の弥生時代から古墳時代にかけての住居跡群を含む。周溝は無い可能性が高い。出土遺物はないが、墳丘形態から古墳時代前期と考えられる。古墳の形式により「津古2号墳(4世紀初頭)→津古生掛古墳(3世紀末頃)→津古1号墳(4世紀前半)→三国の鼻1号墳(4世紀後半)」の築造順と考えられている。 津古1号墳は古墳時代前期に関する数少ない前方後円墳として学術上の価値が高い。
調査
1968年(昭和43年)に福岡教育大学波多野教授による調査団の発掘調査が行われ、津古1号墳が確認され、他に津古2号墳・津古3号墳が発見された。当初は全て削平される予定であったが、当時の福岡県教育委員会の技師・渡辺正気氏らの努力により、津古1号墳は緑地として残された。1982年(昭和57年)に小郡考古学研究会により津古1号墳の測量調査が行われた。津古古墳群(津古2号墳、津古生掛古墳、津古1号墳、三国の鼻1号墳)」の内、現存する古墳は津古1号墳のみであった。 2016年(平成28年)11月1日から17日に測量調査、2017年(平成29年)11月6日から平成30年1月30日にかけて確認発掘調査を行った。調査により津古1号墳は全長40.6 +αm、後円部径約24.8m、前方部の長さ約15.8 +αm の規模が明らかになった。纏向型前方後円墳の規格にはそぐわず、那珂八幡型に該当する可能性がある古墳として分類される可能性が指摘された。墳形は、津古生掛古墳が帆立貝式古墳、花聳1号墳が円墳、花聳2号墳が前方後円墳の可能性も残る円墳とされた。盗掘坑は後世の削平が大きく、主体部とは断定できなかった。
規模
- 形状 前方後円墳
- 墳長 42m
- 後円部径 径24m
- 前方部 幅14m 長18m
埴輪
遺構
- 前方後円墳
遺物
- 弥生土器
築造時期
展示
- 九州歴史資料館
考察
指定
アクセス等
- 名称 :津古1号墳
- 所在地 :福岡県小郡市津古541-33
- 交 通 :
参考文献
- 小郡市教育委員会(2019)「津古1号墳」小郡市文化財調査報告書第326集
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