櫨山古墳 ― 2025年10月06日 00:10
櫨山古墳(はぜやまこふん/ろざんこふん)は福岡県飯塚市にある古墳時代の横穴墓である。
概要
穂波川と嘉麻川の合流地点の西側の丘陵群中の勝盛山塊に所在する。大正10年、宅地造成中に発見された。福岡県から報告が宮内庁へ提出され、遺物は重要資料として、一括して東京帝室博物館(現東京国立博物館)の収蔵品となった。出土遺物は金銅製帯金具、ゴホウラ製貝輪、鉄鏃、不明鉄器、鉄刀、鉄鑿、鉄鎌、鉄U字形鋤先、鉄斧、鉄鑿、鉄刀子、鉄地金銅製楕円形鏡板付轡、鉄地金銅製剣菱形杏葉、砥石、棘楕円形鏡板付轡一対・剣菱形杏葉2・金銅製帯金具具・垂飾付装飾板、貝輪である。首長級古墳と同程度の内容を有する横穴墓と評価される。帯金具は葉文透彫の銙板に単圏の心葉形垂飾が組み合わさったものである。形態から朝鮮半島の新羅からもたらされた。築造時期は古墳時代中期末から後期前半と考えられている。古墳は完全に消滅しており、「史跡櫨山古墳」の碑だけがある。
調査
嶋田光一(1991)によれば、櫨山古墳の被葬者については朝鮮半島からの「亡命者」や「集団移住者」との見解もあるとされる。高田貫太(2025)は飾り帯は金銅製で三葉文がつくもので、当時の倭ではほかになく、新羅王権との政治的なつながりを示す政治性の高いアクセサリーであるという。
規模
- 不明
埴輪 なし
遺構
遺物
- 鉄鎌
- 帯金具
- 鏡板付轡
- 金銅製帯金具
- ゴホウラ製貝輪
- 鉄鏃
- 不明鉄器
- 鉄刀
- 鉄鑿、
- 鉄U字形鋤先
- 鉄斧
- 鉄鑿、
- 鉄刀子
- 鉄地金銅製楕円形鏡板付轡
- 鉄地金銅製剣菱形杏葉、
- 砥石
- 棘楕円形鏡板付轡一対
- 剣菱形杏葉2
- 金銅製帯金具
- 垂飾付装飾板
- 貝輪
築造時期
展示
- 東京国立博物館
考察
指定
アクセス等
- 名称 :櫨山古墳
- 所在地 :
- 交 通 :
参考文献
- 高田貫太(2025)『渡来人とは何か』筑摩書房
- 嶋田光一(1991)「福岡県櫨山古墳の再検討」『古文化談叢 児島隆人先生喜寿記念論集』児島隆人先生喜寿記念事業会,pp.507-557
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