豪族 ― 2024年08月05日 00:57
豪族(ごうぞく)は中央豪族と地方豪族との総称で、土地や財産や私兵を持ち一定の地域を支配した古代勢力である。
概要
大王と政治に関わる「中央豪族」と地方行政に携わる「地方豪族」がある。 「地方豪族」は古代において多くの土地や財産や私兵を持ち一定の地域的支配権を持つ一族である。 「中央豪族」は大和地方に元々いて領地を支配していた地域支配者である。 大和、河内などに本拠をもつ臣・連などの姓(かばね)をもつ氏族を中央豪族、また地方にあって国造・県主に任ぜられた直・君)などの姓を有する氏族を地方豪族という。 統一国家の形成以前にもともと独立的存在であったものと、「連」「造」のような大王家の家来の立場のものがある。ほかに帰化人系の豪族がある。 飛鳥時代に中央豪族は「臣」(おみ)と、代々大王家に職能を以って仕える職能豪族の「連」(むらじ)とがある。 飛鳥時代の蘇我氏は臣で、その臣のリーダーになると「大臣」と呼ばれた。「臣」は大身、御身を意味し、大きな勢力をもつものの尊称である。「君」は地域リーダーの意味である。 帰化系豪族を束ねた蘇我氏は、王家をも凌駕する勢力を得られた。 大伴連や物部連は王家に従属する形でしか、権力を行使できなかった。 物部氏は連で、連のリーダーになると「大連」と呼ばれる。物部氏の職能は軍事・警察・神事であった。
参考文献
- 志田諄一(1985)『古代氏族の性格と伝承 第3版』雄山閣
- 青木和夫(2007)『古代豪族』講談社
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