陪塚 ― 2023年10月14日 12:18
陪塚(ばいちょう、ばいづか)は大型古墳を主墳とし、それに付属している規模の小さい古墳である。「陪冢」ともいう。
概要
主墳とほぼ同時代に築造されている。従属的な人物の埋葬だけではなく、主墳の被葬者の権力を示すような、武具や農工具、石製の祭祀具など、多量の器物の埋納がしばしばみられる。 副葬品を納めるだけのものもある。 西川宏は、陪塚の判定として3条件を上げる。
- 同時代性
- 従属性
- 計画性
出土例
- コナベ古墳の前方部の西側から後円部北東にかけて10基の陪塚が並ぶ。
- 陪冢 は号 方墳 一辺約25m
- 陪冢 に号 方墳 一辺約20m
- 陪冢 ほ号 方墳 一辺約15m
- 陪冢 へ号 方墳 一辺約15m
- 陪冢 と号 方墳 一辺約35m
参考文献
- 西川宏(1960)「吉備における陪塚について」岡山県地方史研究連絡協議会会報第3号
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