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藤岡歴史館2023年10月28日 18:15

藤岡歴史館(ふじおかれきしかん)は茨城県藤岡市にある発掘調査で出土した土器や石器などの埋蔵文化財を保管する埋蔵文化財の収蔵庫、重要文化財の保管が可能な特別収蔵庫を設備する藤岡市の埋蔵文化財収蔵庫である。地域の貴重な考古遺産を収蔵・展示している施設展示設備である。

概要

平成15年7月末に竣工し、平成16年7月22日にオープンした。藤岡市内の旧石器時代から中世までの通史展示を出土品や年表、解説パネル、模型等で解説する。埋蔵文化財収蔵庫で、地域の貴重な考古遺産を収蔵・展示している施設である。常設展示室では、国指定史跡の白石稲荷山古墳・七輿山古墳を中心とする白石古墳群や本郷埴輪窯址・猿田埴輪窯址についての展示コーナーがある。七輿山古墳と白石稲荷山古墳の中間に位置する。

展示

  • 七輿山古墳
    • 6世紀前半につくられた三段築成の前方後円墳。6世紀代の古墳としては東日本最大級で、全長145 m、後円部径87m、前方部幅106m、高さは前方部・後円部ともに16m。出土遺物の円筒埴輪は径50cm・ 高さ110cm、7条の凸帯が巡る大型である。
  • 平井地区1号墳・皇子塚古墳
    • ふたつの古墳は6世紀後半に造られたものである。平井地区1号古墳は、径24m、高さ4mの二段に造られた円墳で、葺石、埴輪列などが確認されている。石室から出土した装飾太刀などの副葬品や墳丘から出土した埴輪は国の重要文化財に指定されている。皇子塚古墳は、径31m、高さ6mの四段に造られた円墳で、墳丘からは円筒や朝顔形円筒、人物・馬などの埴輪が、石室からは人骨、馬具、刀装金具などが出土する。
  • 白石稲荷山古墳
    • 自然地形を利用した大型の前方後円墳である。規模は全 長 175m、くびれ部幅 50m、 前方部幅約 148m、高さは 後円部で 13.5m、前方部で 6m。墳頂部の東と西に竪穴式の礫郭が確認され、副葬品 に直刀、銅鏡、首飾りに使われた勾玉、管玉、臼玉などのほか、壷、杵、案、下駄、刀子などの石製模造品が出土する。豪族の館を彷彿させる家形埴輪が出土している。これらの出土品は、東京国立博物館に収蔵、展示される。

指定

アクセス等

  • 名称:藤岡歴史館
  • 所在地:群馬県藤岡市白石 1291 番地 1
  • 休館日: 12月27日 ~ 1月4日
  • 開館時間:9:00~17:00 入館は16:30まで
  • 入館料:常設展示室は無料(団体は要予約)
  • 交通:JR八高線 群馬藤岡駅から車で10分 アクセスは良好とはいえない。

参考文献

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