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大師東丹保遺跡2023年08月20日 21:35

大師東丹保遺跡(だいしひがしたんぼいせき)は山梨県甲西町にある弥生時代から古墳時代、鎌倉時代の複合遺跡である。

概要

甲府盆地南西端の標高二四五メートルの低位に位置する。

調査

甲西バイパス・中部横断自動車道が建設されることになったため、平成五年度/同六年度に県教育委員会により発掘調査が行われた。調査範囲は幅30m・長さ400mに及ぶ。上層の鎌倉時代後半(13世紀後半―14世紀前半)、中層の古墳時代、下層の弥生時代が検出された。遺跡が低地にあることから出水があり、そのため木製品をはじめとした有機物の保存状況が良好であった。第2面が弥生時代であった。水田跡4面、水路2本を確認した。トチ、カヤ、クルミ、モモなどの種が出土した。土器は壺型土器などで弥生後期後半の土器であった。 第3面は弥生時代中期後半である。壺・甕・高坏の土器が出土した。木製品は一部が建築部材とみられる。樹種はヒノキ、クヌギであった。

遺構

  • 掘立柱建物
  • 水田
  • 水路
  • 溝状遺構

遺物

  • 弥生土器
  • 木製品
  • 動物遺存体
  • 植物遺存体
  • 埴輪(壺形埴輪)
  • 土器(壺+高杯+甕など)

指定

アクセス

  • 名称:大師東丹保遺跡
  • 所在地:山梨県南アルプス市清水字川原田227-1
  • 交通:

参考文献

  1. 山梨県教育委員会(1997)『大師東丹保遺跡 Ⅱ・Ⅲ区』山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第132集

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