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かみつけの里博物館2024年02月13日 07:45

かみつけの里博物館(かみつけのさとはくぶつかん)は群馬県高崎市にある考古博物館である。

概要

三ツ寺1遺跡や下芝遺跡群、黒井峯遺跡、中筋遺跡などの5世紀の社会の復元模型を展示する。常設展示室は1室が9コーナーに分かれて展示する。 館外に国指定史跡の保渡田古墳群のうち、八幡塚古墳・二子山古墳を復元する。

展示

  • 1 よみがえる5世紀
    • 5世紀の社会景観を復元した「榛名山東南麓古墳社会復元模型(縮尺=1/500)を展示。
  • 2 王の館(三ツ寺遺跡)を探る
    • 三ツ寺1遺跡の豪族の館の復元模型(縮尺=1/100)と、出土遺物を展示。
  • 3 王の姿を探る
    • 全国にある5世紀の前方後円墳分布図を展示。
  • 4 王の墓を探る
    • 八幡塚古墳の築造時推定復元模型(縮尺=1/80)を展示。
  • 5 広がる小区画水田
    • 発掘データから復元した古墳時代の農地の復元模型(縮尺=1/80)を展示。
  • 6 火山灰に埋もれたムラ
    • 下芝遺跡群、黒井峯遺跡、中筋遺跡などの復元模型を展示。
  • 7 海の向こうからきた人たち
    • 下芝谷ツ古墳の日本最古の飾履を展示。
  • 8 埴輪の人・動物・もの
    • 埴輪を展示する。

第31回特別展「弔(とむら)いのかたち―墓から探る群馬の弥生時代―」

  • 2023年12月16日(土曜)~2024年2月29日(木曜)

諸元

  • 名称:かみつけの里博物館
  • 開設:1998年(平成10年)4月
  • 休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日・振替休日の場合は翌水曜日休館)
  • 開館時間:午前9時30分から午後5時まで。(入館は午後4時30分まで。)
  • 観覧料:一般 200円
  • 所在地: 〒370-3534 群馬県高崎市井出町1514
  • 交通:JR高崎駅西口 9番のりば ⇒「井出町西」下車 ⇒徒歩約10分

群馬県立歴史博物館2024年02月12日 00:06

群馬県立歴史博物館(ぐんまけんりつれきしはくぶつかん)は群馬県高崎市にある原始・古代・中世・近世・近現代にいたる群馬県の歴史や文化を調査研究、展示する博物館である。国宝「群馬県綿貫観音山古墳出土品」を常時展示する。

概要

1979年10月に開館し、2014年から大規模改修工事を行い、2016年7月にリニューアルオープンした。令和6年1月29日より月22日まで設備改修工事を行う。年1回の収蔵品展や年複数回のテーマ展示を開催する。学芸員による展示解説や講演会を定期的に開催し、解説員による展示解説を行う。

展示

綿貫観音山古墳の世界 - 国宝

  • 綿貫観音山古墳 副葬品
    • 綿貫観音山古墳埴輪
    • 埴輪 胡坐し 合掌する男子
    • 埴輪 三人童女
    • 埴輪 飾り馬・馬子
    • 埴輪 振分け髪の男子

縄文・旧石器

  • 岩宿遺跡出土石器(複製)、
  • 石器(下触牛伏遺跡・三和工業団地Ⅰ遺跡・上白井西伊熊遺跡)
  • 石器(東長岡戸井口遺跡・柏倉芳見沢遺跡・市之関前田遺跡・八ヶ入遺跡ほか)
  • 土偶(天神原遺跡・中栗須滝川Ⅱ遺跡)、
  • 獣面把手(上丹生屋敷山遺跡・神保植松遺跡)、
  • 土面(本遺跡)、
  • 岩版・独鈷石(中栗須滝川Ⅱ遺跡)、
  • 石棒(南蛇井増光寺遺跡)

古代

  • 銅水瓶
    • 突起付冑
    • 獣帯鏡
    • 金銅鈴付大帯
    • 装飾付大刀
    • 鉤状鉄製品
    • 金銅心葉形杏葉
    • 金銅歩揺付雲珠・
    • 辻金具・
    • 飾金具
  • 三角縁神獣鏡 -川井稲荷山古墳(玉村町)
  • S字甕 - 中溝・深町遺跡(太田市)
  • 石製模造品 - 剣崎天神山古墳(高崎市)
  • 長持形石棺(複製) - お富士山古墳(伊勢崎市)
  • 衝角付冑・短甲・眉庇付冑 - 鶴山古墳(太田市)
  • 木簡 - 藤原宮跡(奈良県)
  • 鶏形埴輪
  • 舟形木製品(下田遺跡)、
  • 石田川式土器(石田川遺跡)、
  • 壺形土器(前橋天神山古墳)
  • 上野三碑 - 山上碑・多胡碑 金井沢碑(高崎市)
  • 儀仗・
  • 小銅鐸(中溝・深町遺跡)、
  • 石製品(下佐野遺跡)、
  • 石製模造品(剣崎天神山古墳)、
  • 短甲・冑(鶴山古墳)、
  • 韓式系土器(蔵屋敷遺跡)、
  • 鉄製轡(西大山遺跡1号古墳)、
  • 馬形土製品(高崎情報団地Ⅱ遺跡)
  • 同向式画文帯神獣鏡(古海原前1号古墳)
  • 馬具・鉄製武器(川額軍原Ⅰ遺跡)、
  • 軒丸瓦・文字瓦「放光寺」[複製](山王廃寺)、 唐三彩-陶枕(多田山 12号墳)(伊勢崎市)

諸元

  • 名称:群馬県立歴史博物館
  • 開設:1979年10月 開館
  • 休館日:月曜日
  • 開館時間:午前9時30分から午後5時まで(?館は午後4時30分まで)
  • 観覧料:300(240)円  企画展示は展覧会により料金が異なる。
  • 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
  • 所在地: 〒370-1207 群馬県高崎市綿貫町992-1
  • 交通:【JR高崎駅東口から】高崎市内循環バスぐるりん
    • 岩鼻線 15系統 「綿貫町行き」 約25分

湯浅八郎記念館2024年02月06日 18:28

湯浅八郎記念館(ゆあさはちろうきねんかん)は国際基督教大学初代学長であった湯浅八郎博士の大学創設・育成に対する貢献を記念した大学博物館である。

概要

主に民芸品と考古資料を収蔵する。国際基督教大に寄贈された各地の民芸品、大学構内に散在する遺跡から出土した旧石器時代から縄文時代にかけての考古遺物、その他の美術品、歴史資料を展示する。湯浅八郎は柳宗悦の民芸運動に共感し、手仕事の品の収集を行い、記念館に寄贈した。

展示

  • 民芸資料
    • 約1,000 点を展示する。丹波布、筒描夜具地、伊勢型紙、箪笥、菓子型、自在鈎、行灯、石皿、そば猪口、柄鏡など。
  • 考古展示
    • 旧石器時代の石器類および縄文時代の土器、石器、装身具等、遺跡分布図、敷石住居址の復元模型、関東ローム層断面標本、大学構内から出土した旧石器時代・縄文時代の遺物、2号住居址出土の縄文土器群

諸元

  • 名称:国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館
  • 開館:1982年6月
  • 開館日:2024年1月9日(火)から3月14日(木)までの毎週火曜日・水曜日・木曜日
  • 観覧時間:午後1時~午後5時 (最終入館:午後4時30分)
  • 観覧料:無料
  • 所在地: 〒181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2
  • 交通:京王線調布駅北口 小田急バス「武蔵境駅南口」行または「西野御塔坂下経由三鷹駅」行乗車→「富士重工前」下車(約20分)正門まで徒歩3分、正門より入構後、湯浅記念館まで徒歩10-15分

伊興遺跡公園展示館2024年01月22日 22:20

伊興遺跡公園展示館(いおきいせきこうえん)は1993年(平成5年)に開園した竪穴住居のある公園である。

概要

1989年(平成元年)から公園整備のための発掘調査を行ったところ、竪穴住居をはじめとした様々な遺構が発見された。出土品の量の多さに驚いて、足立区は土地を買い上げ、保存区域として保護されることになった。 展示館には、祭祀用の遺物や古式須恵器、子持勾玉、玉類・石製品が展示されており、野外に、当時の暮らしを再現した竪穴式住居と方形周溝墓が再現されている。稲作はすでに始まっていたが、ムラの周りで取れる食料に多くを頼っていた。シカなどの獣骨や魚骨、桃などの種子や花粉が出土する。現在も遺跡公園の下には、調査することのできなかった多くの遺構・遺物が眠っている。公園内には方形周溝墓といわれる古墳の前身の墓も発見され、公園内に復元展示されている。

展示

  • 竪穴住居
  • 須恵器
  • 子持勾玉
  • 土師器
  • 石製品
  • 玉類
  • 騎馬木簡(東京都指定文化財)
  • 舟の形代(祭祀用のミニチュア舟)
  • 滑石製石製模造品

アクセス等

  • 名称:伊興遺跡公園展示館
  • 開館時間:10:00から16:00まで
  • 入場料:無料
  • 所在地: 121-0801足立区東伊興四丁目9番1号
  • 交 通:竹の塚駅西口よりバス新里循環「北寺町」下車徒歩約7分

参考文献

八尾市歴史民俗資料館2024年01月22日 13:04

八尾市立歴史民俗資料館(やおしりつれきしみんぞくしりょうかん)は大阪府八尾市内の文化財を紹介する資料館である。

概要

1987年(昭和62年)11月に高安古墳群がある八尾市東部の高安山麓に開館した。 八尾市内の文化財を調査研究し、収集保存を図るとともに、展示を通して広く公開する施設である。八尾市内には80を超える遺跡が残る。八尾市は市域の約2/3が遺跡範囲に指定され、全国的にも例をみないほどの遺跡が密集した地域となっている。常設展は3つのコーナーから構成される。「八尾市を日本史及び東南アジア史の関連からみつめる」が基本コンセプトである。企画展コーナーでは考古・染織(河内木綿)・民俗の面から企画展を行う。 企画展の例として「戦国時代の八尾」「八尾 まちとくらしのうつりかわり」「恩智遺跡」などがある。特別展は年1会開催され、令和5年は「女の装い」であった。

展示

  • 常設展 - 「大和川流域と高安山-その歴史と文化-」
    • 「掘り起こされた八尾の歴史」
      • 八尾市内の80を超える遺跡の調査からみる八尾市の歴史
    • 「写真と資料でみる八尾の風景」
    • 「大和川付替えと河内木綿」

考古資料

  • 金銅装圭頭大刀
  • 恩智遺跡出土弥生土器 森田山古墳(服部川支群)から出土

アクセス等

  • 名称:八尾市立歴史民俗資料館
  • 開館時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:毎週火曜(祝休日の場合は開館)
  • 所在地:〒581-0862  大阪府八尾市千塚3-180-1
  • 観覧料:有料一般220円(中学生以下無料) ※特別展は別料金330円。
  • 交通: 近鉄大阪線「河内山本駅」で信貴線(信貴山口行き)に乗り換え、次の「服部川駅」で下車 北へ徒歩約8分

参考文献

上総国文尼寺展示館2024年01月14日 00:29

上総国文尼寺展示館(かずさこくぶんにじてんじかん)は千葉県市原市にある上総国文尼寺・の歴史や出土品を展示する展示館である。

概要

上総国分寺・上総国文尼寺は741年(天平13年)、聖武天皇の勅による全国60余国に建立された僧寺と尼寺からなる国立の寺院である。ただし造営費用は地方の負担であった。 僧寺は釈迦如来、尼寺は阿弥陀如来を本尊とし、国家を守るための金光明最勝王経、大般若経、法華経の護国三教を根本経典とした。日本歴史で最大の国家事業であった国分寺造営は国を守るという役割のため、民衆の支持がなく、律令国家が衰退するとその役割を終えた。 上総国分尼寺の寺域は南北約490m、東西325m、面積12万3000平方メートルに及んだ。発掘調査が行われた全国の国分尼寺の中では最大規模を誇る。完成には民衆の労役と地方豪族の協力を得て20年を要した。 下総国文尼寺は国分寺跡の西北300mにあり、国分寺跡と同じ台地上にある。昭和7年の発掘調査で、「尼寺」と墨書した土器、下総国文寺と同じ形式の軒丸瓦などの遺物が出土しているので、国文尼寺跡であることは明らかである。 伽藍配置は右に塔を配置し、正面奥に金堂を置き、金堂と中門を結ぶ回廊で囲まれていた。塔跡に巨大な基壇が残るが礎石の間隔から、塔の高さは60m前後の七重塔と推定されている。金堂の基壇は東西24.6m、南北15.9m、講堂の基壇は東西27.8m、南北17.9mである。 発掘調査の成果から八脚門であったことが判明している。主要伽藍の北東に政所院(東院)、北西に薗院、伽藍中心軸上に講師院などの付属施設が配置されていた。 主要伽藍を囲む塀が巡らされ、東西南北に門が開いていた。国分尼寺は室町時代までに荒廃したとされている。

展示

展示館では、国分寺・尼寺跡の両方から出土した遺物、国分尼寺のジオラマ模型などを展示する。中門と回廊は奈良時代の工法を再現する形で木造復元された。現在は当時の3分の1程度を保存している。展示室はほぼ1室である。

  • 龍覚寺廃寺跡の軒丸瓦
  • 槍鉋
  • 鞴羽口
  • かなはし
  • 鋳型
  • 坩堝
  • 取鍋
  • 瑞花双鳳八稜鏡
  • 檜皮葺
  • 蛇紋岩

諸元

  • 名称:史跡上総国分尼寺跡展示館
  • 開館:1993年(平成5年)7月
  • 休館日:月祝日
  • 観覧時間:9時~17時(入場~16時30分)
  • 観覧料:無料
  • 所在地:〒290-0073  千葉県市原市国分寺台中央3-5-2
  • 交通:JR内房線五井駅から小湊鉄道国分寺台・山倉こどもの国行きバスで20分、市原市役所下車、徒歩10分

千葉市立加曽利貝塚博物館2023年12月27日 21:25

千葉市立加曽利貝塚博物館

千葉市立加曽利貝塚博物館(ちばしりつかそりかいづかはくぶつかん)は千葉県千葉市に所在する環状の北貝塚と馬蹄形の南貝塚が連結し、めずらしい8字形をした日本最大級の貝塚の出土等を展示する博物館である

概要

1966年(昭和41年)に加曽利貝塚の遺跡の中に開館した。曽利貝塚からみつかった縄文土器、石器、動物・魚・人の骨等を中心に展示し、東京湾周辺に住んでいた縄文時代の人々の生活の様子を解説する。「加曽利E式土器」「加曽利B式土器」も展示する。

千葉の貝塚

全国に約2400カ所の貝塚が確認されているが、その約6割は千葉県で発見されており、千葉市には約120カ所の貝塚がある。東京湾は遠浅の海岸ができやすい地形である。縄文時代の人々は丸木舟で川を下って海岸で貝を採取したので、海岸線の近く住んでいたとは限らない。当時の人々は主にイボカサゴという、大きくても2cm程の巻き貝を採取していた。

展示

縄文土器、石器、動物・魚・人の骨等を中心に展示し、東京湾周辺に住んでいた縄文時代の人々の生活の様子を解説する。貝塚が発掘した当時のままに保存する。

  • 常設展示1  「貝塚を知る」
  • 常設展示2 「発掘された加曽利貝塚」
  • 常設展示3 「加曽利貝塚の歴史」
  • 貝塚断面観察施設
    • 2個所あり、北貝塚では発掘されたそのままの断面、南貝塚では剥ぎ取った断面を観察できる
  • 復元集落 竪穴住居跡、木の実を貯蔵した穴を展示する

アクセス等

  • 名称:千葉市立加曽利貝塚博物館
  • 開館時間:9時00分から17時00分(入館は16時30分まで)
  • 休館日:月曜日(月曜日が国民の祝日にあたる場合は開館し、翌日以降の国民の祝日でない日は休館)、年末・年始(12月29日から1月3日)
  • 所在地:〒264-0028 千葉県千葉市若葉区桜木8-33-
  • 観覧料:無料
  • 交通: 千葉モノレールで桜木駅下車、徒歩15分
  • 開館時間:開館:9:00~17:00
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・祝日・年末年始(12月28日~1月4日)

参考文献

  1. 加曽利貝塚博物館、新築移転へ。東京新聞, 2022年2月4日