形象埴輪(けいしょうはにわ)は家、人物、動物など具体的な形状をもつ埴輪である。
概要
家や器物・人物・動物などを象った具象的な埴輪である。家形埴輪、人物埴輪、動物埴輪などがある。
埴輪は当初は円筒形だけであった。そこから家形埴輪と鳥の埴輪が登場した。家は死者の霊の依代であり、「死者の世界」(;死んだ後の住処)と現生(生者の世界)をつなぐ入り口が家形であった。また鳥は死者の霊を呼び戻す力があると信じられていた。鳥は、魂を運ぶと考えられている。
参考文献
- 高橋克壽(1996)『埴輪の世紀 歴史発掘9』講談社
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