埴輪 ― 2023年05月26日 22:12
埴輪(はにわ)は古墳の墳丘や周濠の堤に並べられた主として素焼きの焼き物である。
概要
埴輪には円筒埴輪と形象埴輪とがある。埴輪は弥生時代の特殊壷や特殊器台と呼んでいる葬儀用の土器を起源とする。当初はメスリ山古墳のように円筒埴輪だけが配置されていた。古墳時代の中ごろになり形象埴輪:形象が登場した。
形象埴輪
形象埴輪は生物や物体をかたどった埴輪の総称である。家形埴輪、器財埴輪、人物埴輪、動物埴輪の4種類に分類される。埴輪により、服装や髪型や建物の形状など、昔の人の生活の様子を知ることができる。
参考文献
- 高橋 克寿(1996)『歴史発掘 (9) 埴輪の世紀』講談社
- 若狭 徹(2021)『埴輪は語る』筑摩書房
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