妙感寺古墳 ― 2025年02月18日 00:14
妙感寺古墳 (みょうかんじこふん)は愛知県犬山市にある古墳時代の前方後円墳である。
概要
東之宮古墳がある白山平の山麓、丸山の日蓮一翁山妙感寺本堂の裏にある前方後円墳である。土器や埴輪は確認されていない。周辺や墳丘を含めて発掘調査は行われていない。前方部頂に稲荷社があり、小祠と台座がある。
調査
標高は60m前後である。周囲にはかって盾形の周濠と外堤が存在していたことが推測されるが、現在は北西側に堤の痕跡が残るのみである。墳形は後世の改変を受けているが、北側斜面はかっての姿をとどめる。
規模
- 形状 前方後円墳
- 築成 前方部:3段、後円部:3段
- 墳長 95m
- 後円部径 径52m 高7.5m
- 前方部 幅50m 長43m 高5.5m
遺構
遺物
築造時期
- 5世紀前半
被葬者
展示
指定
- 1975年(昭和50年) 愛知県の県指定文化財
アクセス等
- 名称:妙感寺古墳
- 所在地: 愛知県犬山市犬山字山寺
- 交通:犬山駅より徒歩11分(750m)
参考文献
石鎌 ― 2025年02月18日 23:08
石鎌(いしかま)は鎌の形状をした打製石器または磨製石器である。
概要
穀類の穂摘み用具と想定される。石包丁と比較すれば分布圏は狭く、出土例も少ない。 刃が鋭くないので、農工具ではなく武器として使われたとの見解もある。 弥生時代の九州や本州西端で出土する。朝鮮半島、中国大陸河南・河北省方面から類似の磨製石器が出土するので、大陸から朝鮮半島を経て、渡来したと想定される。 古墳時代前期から中期(4~5世紀)にかけて各種の石製模造品の斧、櫛、鎌、鏡が作られた。奈良県メスリ山古墳から石鎌が出土した。
出土例
- 石鎌 雀居遺跡、福岡県福岡市、弥生時代
- 石鎌 板付遺跡、福岡県、弥生時代
- 石鎌 八日市地方遺跡、石川県小松市、弥生時代中期の大規模環濠集落
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