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妻木晩田遺跡2023年05月20日 00:53

妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)は、鳥取県にある弥生時代後期(1~2世紀)を中心とする大規模な集落遺跡である。国内最大級の弥生時代の集落跡である。

概要

伯著大山の西北に位置し、孝霊山を背にして平野に面した標高約90~150mの丘陵地にある。

調査

平成7年から平成10年にかけて、最初の発掘調査が実施された。弥生時代中期~古墳時代前期にかけての遺物がみつかり、竪穴住居跡400棟以上、掘立柱建物跡500棟以上。そして、墳丘墓は30基以上を検出した。

遺構

集落遺跡は丘陵尾根上の複数箇所に分散し、洞ノ原地区,妻木山地区,妻木新山地区,仙谷地区,松尾頭地区,松尾城地区,小真石清水地区に大別される。発掘調査の結果,竪穴住居掘立柱建物502棟,合計900基あまりが確かめられた。竪穴住居は全部で約700。

遺物

  • 銅鏡片2点。共に内行花文鏡である。
  • 勾玉、
  • ガラス小玉
  • ヤリガンナ、
  • 斧、
  • 鏃、
  • 鎌、
  • 鍬などの鉄製品 ・・・400点出土
  • 土器
  • 石器(調理具・農工具・狩猟具・武器)

史跡

  • 史跡名勝天然記念物
  • 指定 - 1999年12月22日(平成11.12.22)
  • 追加指定 - 2008年3月28日(平成20.03.28)

見学

見学はむきばんだ史跡公園で、「弥生の館むきばんだ」が作られている。

アクセス等

  • 名称:妻木晩田遺跡
  • 所在地:鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
  • 交通: JR米子駅より車25分
  • 入園無料
  • 開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
  • 休園日:第4月曜日(その日が祝日の場合は翌日が休園日となります)、年末年始(12月29日~1月3日)

参考文献

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