小墾田宮 ― 2023年07月15日 23:24
小墾田宮(おはりだみや)は、飛鳥時代の推古天皇の宮殿である。奈良時代には淳仁・称徳も使用した。小治田宮とも表記する。
概要
603年(推古11年)、推古天皇は小墾田宮を宮と定めた。小墾田宮の内部は、推古16年、18年の儀式の様子で書かれている。南門の先に庭があり、左右の脇に大臣の座がある庁があり、北側の奥に大門があり、天皇が座する大殿へ通じていた、。
比定地
雷丘東方遺跡が小墾田宮に比定されている、1970年、1973年の発掘調査により飛鳥時代の掘立柱建物、塀、石敷き遺構、小池が確認され、さらに奈良時代から平安時代にかけての掘立柱建物、礎石建物、などが確認されている。また「小治田宮」「小治宮」と書かれた墨書土器が奈良時代の井戸内から出土した。
- 所在地:奈良県高市郡明日香村雷
- アクセス:赤かめ周遊バス飛鳥下車 徒歩約5分
参考文献
- 江上波夫(1993)『日本古代史辞典』大和書房
- 大塚初重(1982)『古墳辞典』東京堂
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