境窪遺跡 ― 2025年09月27日 00:30
境窪遺跡(さかいくぼいせき)は長野県松本市にある弥生時代の遺跡である。
概要
長野県松本市の南西1,400m、鎖川の現河床から西およそ800m(境窪遺跡)に位置する。三間沢川と鎖川が形成する氾濫原に挟まれた河岸段丘に位置する。弥生中期中葉の竪穴建物10棟、平地式建物跡2棟、掘立式建物跡9棟、礫床木棺墓1基、墓抗と土坑が約200基検出された。長野県内では数少ない弥生時代中期中葉の集落遺跡である。、地層は鎖川(中・古生層系統)による砂質。ローム質砂質土と大礫(円礫)を含む中・細礫の河床礫(円礫)からなる。 竪穴建物の平面形態の大半は明確な円形を呈するものと、方形を呈するもの二者がある。炉の形態はすべて地床炉で、直径30~ 50 cm程である。墓は礫床木棺墓1基と土器棺墓1基とがある。ピットは総数648基が検出された。弥生時代中期前半~中の土器として、壺、甕、鉢が出土した。甕を中心として多数の条痕(条痕紋)がみられる。壺に沈線紋(箆描紋)が見られる。壺に工字状沈線 沈線で「工」の字状の区画を描き、その内部または外部に縄紋を充填するものが見られる。
調査
レプリカ法により中期中葉の境窪遺跡出土土器からイネ・アワ・キビ(設楽ほか2016)が確認されている。
遺構
- 土器集中1
- 黒曜石剥片集中1
- 土坑14
- ピット245
- 竪穴建物10
- 平地式建物2
- 掘立柱建物9
- 柱穴列9
- 墓2
- 土坑196
- ピット648
- 黒曜石集中1
- 礫集中1
遺物
- 弥生土器(中期)
- 石鏃
- 凹石1
- 小型磨製石斧1
- 弥生土器
- 石器
- 石製品(管玉)
- 土製品(ミニチュア土器+紡錘車+匙形土製品)
- 炭化材
- 人骨
- 打製石斧
- 石鏃
- 横刃形石器
- 磨石類
- 扁平片刃石斧
- 太型蛤刃石斧
- 磨製石鏃
- 匙形土製品
- ミニチュア土器
- 管玉
指定
考察
展示
アクセス
- 名称:境窪遺跡
- 所在地:長野県松本市神林/今井
- 交通:
参考文献
- 松本市教育委員会(1998)『境窪遺跡』菊川市埋蔵文化財調査報告書 第14集
- 設楽博己・林正之・守屋亮・山下優介・周嘉寧(2016)「2015年度のレプリカ法による種子圧痕の調査」『SEEDS CONTACT』3,pp.2-4
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