Bing

茅野市尖石縄文考古館2023年05月14日 10:44

"茅野市尖石縄文考古館"(ちのしとがりいしじょうもんこうこかん)は長野県茅野市にある考古博物館である。

概要

1955年11月3日に茅野市尖石考古館として開館した。2000年7月20日に「茅野市尖石縄文考古館」として開館する。

常設展示

  • 常設展示室A 尖石遺跡と宮坂英弌
    • 蛇体把手付土器
  • 常設展示室B 国宝
    • 国宝「土偶」(縄文のビーナス)
    • 土器8点が「附(つけたり)」として国宝指定
  • 常設展示室C 八ヶ岳山麓の縄文文化
    • 下ノ原遺跡から出土した土器
    • 市内から出土したヒスイやコハク
    • 縄文時代の食べ物

アクセス等

  • 名称:「尖石遺跡縄文考古館
  • 開館時間:9時~16時半
  • 休館日:月曜日(祝日を除く)・祝日の翌日
  • 入場料: 500円(高校生300円・小中生200円)
  • 所在地:〒391-0213 長野県茅野市豊平4734-132
  • 交通: 茅野駅よりアルピコバス(旧諏訪バス) 渋の湯行き約20分「尖石縄文考古館前」バス停下車

埼玉県立さきたま史跡の博物館2023年05月14日 11:09

埼玉県立さきたま史跡の博物館(さいたまけんりつさきたましせきのはくぶつかん, Museum of The Sakitama Ancient Burial Mounds)は国指定史跡「埼玉古墳群」及び「菅谷館跡」の保存と整備・活用をはかり、埼玉の考古資料の収集保管・調査研究・展示公開・普及啓発等を行う博物館である。風土記の丘公園の一角にある。

概要

展示室は「国宝展示室」、「将軍山古墳展示館」と「企画展示室」の3つである。 国宝展示室の稲荷山古墳金錯銘鉄剣(稲荷山古墳出土鉄剣)は、剣身の両面に計115文字の銘文が金象嵌で記されており、古代史研究上の一級資料である。銘文中に「辛亥年」の年紀と「獲加多支鹵大王」の人名が書かれる。 企画展示室は「家形埴輪」、「二子山古墳の発掘成果」、「鴻巣市 新屋敷遺跡―埴輪工人の奥津城―」などテーマを定めて、関連資料を展示する。

展示室

国宝展示室

埼玉稲荷山古墳の埋葬施設から出土した出土品を展示。

  • 国宝稲荷山古墳金錯銘鉄剣(稲荷山古墳出土鉄剣)
  • 画文帯環状乳神獣鏡
  • 弾琴男子人物埴輪
  • ヒスイの勾玉や鏡などの副葬品
  • 将軍山古墳から出土した馬冑
  • 蛇行状鉄器
    • 将軍山古墳の横穴式石室から出土した副葬品。行田市酒巻14号墳出土の馬形埴輪の一つに旗指物を付ける金具が描かれており、その形状は蛇行状鉄器に類似していることから、この鉄器が旗竿を差す金具と判明した。
  • 鞍金具
  • 竜文透彫帯金具
    • 龍と唐草文様を組み合わせた図像を透かし彫りにする。中国の晋式帯金具の影響を受けて朝鮮半島で作られたとみられる。
  • 弾琴男子人物埴輪
    • 瓦塚古墳の中堤に並ぶ形象埴輪群の中心的な埴輪の一つ。長い下げ美豆良と後ろに垂らした髪、胡座、右膝上の琴と右手の撥、腰に佩く刀などの所作は当時の高貴な人物を表す。
  • 水鳥埴輪
    • 瓦塚古墳の中堤に並んでいた形象埴輪群の中で動物埴輪が集中する範囲から出土した埴輪である。
  • 装飾付須恵器・高坏形器台
    • 奥の山古墳の造出しから集中して出土した須恵器。
  • 須恵器大甕
    • 鉄砲山古墳の横穴式石室の近くから出土した甕。
    • 奥の山古墳の造出しから集中して出土した須恵器
  • 須恵質埴輪壺
    • 中の山古墳の内堀から出土した壺である。埴輪の代替品として古墳の周りに樹立された、須恵器の製作法による壺である。

将軍山古墳展示館

  • 馬冑
    • 将軍山古墳から出土した馬の頭に着ける冑。朝鮮半島では新羅や伽耶の古墳から出土している。元は高句麗の系譜である。日本国内は将軍山古墳のほか和歌山県和歌山市紀伊大谷古墳と福岡県古賀市船原古墳の3例のみ。

企画展示室

  • 埼玉古墳群や古墳時代に関連するテーマの企画展示を開催する。

アクセス等

  • 正式名称:埼玉県立さきたま史跡の博物館
  • 開館時間 : 9時~16時30分(入館受付は16時まで)
  • 入館料 : 一般 200円
  • 休館日 : 月曜日(祝日、振替休日、埼玉県民の日(11月14日)を除く)
  • 所在地 :〒361-0025 埼玉県行田市埼玉4834
  • 交通 : 吹上駅または行田駅
    • JR吹上駅(北口)から朝日バス 佐間経由 行田折返し場・総合教育センター・行田工業団地行 乗車(乗車時間約10分)
    • 行田駅から市内循環バス市内循環バス「観光拠点循環コース」  乗車時間約25分 (150円)

参考文献

  1. 金井塚良一(2008)『馬冑が来た道』吉川弘文館
  2. 神谷正弘(2006)「中国・韓国 ・8本出士の馬冑と馬甲」東アジア考古学論叢: 日中共同研究論文集
  3. 太田博之(1994)「埼玉将軍山古墳 出土馬冑資料の基礎研究」日本考古学

國學院大學博物館2023年05月14日 14:18

國學院大學博物館(こくりつれきしみんぞくはくぶつかん,Kokugakuin University Museum)は東京都渋谷区にある考古学・校史・神道の展示施設である。

概要

1982年(昭和3年)に樋口清之博士によって創設された「考古学標本室」が前身である。2013年(平成25年)に國學院大學博物館が発足した。國學院大學博物館は、日本文化の考究を目的とする建学の精神に基き、「国学と國學院の学問」、「考古学から見た日本列島史」、そして「日本文化と神道」に関する研究・教育事業を主たる使命とする。

展示

  • 弥生土器
  • 稲作と石器・鉄器
  • 土師器と須恵器
  • 埴輪
  • 舶載鏡と仿製鏡
  • 装身具・祭具としての玉
  • 古墳時代の武器・武具・馬具
  • 飛鳥時代の古墳
  • 寺院の出現と瓦の生産
  • 古代の土器・陶器

主な収蔵品

  • 縄文土器 鉢
  • 縄文土器 注口(壺)
  • 縄文土器 壺
  • 縄文土器 鉢
  • 火焔型土器 - 縄文時代
  • 山吹双鳥鏡
  • 秋草双鳥鏡
  • 三角縁三神三獣鏡 - 古墳時代前期
  • 龍図鏡
  • 蓬莱鏡
  • 石枕

施設

  • 敷地面積:
  • 建築面積:
  • 展示室 1613.99㎡
  • 考古収蔵庫 303.87㎡
  • 神道・校史収蔵庫 277.88㎡
  • 博物館事務室 162.00㎡
  • 展示準備室 81.0㎡
  • 撮影室 36.75㎡ ほか

アクセス等

  • 正式名称: 國學院大學博物館
  • 開館時間 : 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
  • 入館料 : 無料
  • 休館日 : 不定期(館内保守及び大学の定める休日)
  • 所在地 :〒150-8440 東京都渋谷区東4丁目10番28号 〔國學院大學渋谷キャンパス内〕
  • 交通 :JR渋谷駅東口より徒歩約13分
  • 特記事項:

明治大学博物館2023年05月14日 14:21

明治大学博物館(めいじだいがくこうこはくぶつかん)は、刑事・商品・考古学の3博物館を統合した博物館である。

概要

旧石器時代から古墳時代にまたがる各時代の遺跡を中心に調査研究を行い、岩宿遺跡、縄文早期および晩期の土器編年、貝塚や製塩遺跡そして黒曜石採掘などの生産遺跡、静岡県登呂遺跡の発掘調査を皮切りに、列島における稲作の広がり、「再葬墓」と呼ばれる東日本に特徴的な墓制、南関東地方の土器、前期古墳の出現や後期・終末期の群集墳や首長墳の展開など東日本における古墳、師器を中心とした土器などの調査研究展示を行う。 1985年の考古学博物館を経て2004年に明治大学博物館が開館した。

展示資料

  • 岩宿遺跡出土石器 - 国指定重要文化財
  • 埼玉県砂川遺跡出土石器 - 国指定重要文化財
  • 神奈川県夏島貝塚土器 - 国指定重要文化財
  • 栃木県出流原遺跡土器 - 国指定重要文化財
  • 茨城県舟塚古墳 出土埴輪(複製)土器、桂甲、金銅製馬具
  • 京都府深草遺跡出土 石庖丁
  • 青森県亀ヶ岡遺跡出土 遮光器土偶
  • 福岡県板付遺跡出土 壺形土器
  • 板付遺跡 出土土器
  • 「山形土偶」
  • 銅鐸
  • 茂呂遺跡出土石器
  • 伝京都府物集女付近出土 三角縁神獣鏡
  • 佐自塚古墳出土品
  • 能満寺古墳 出土品
  • 昧塚古墳 出土品
  • 大室古墳群 出土品

アクセス

  • 名称:明治大学博物館
  • 開館年月: 2004年(平成16年)
  • 所在地: 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
  • 開館時間: 9時~17時(入館は16時30分まで)
  • 定休日: 日曜日と祝日
  • 料金: 無料(特別展は有料の場合あり)
  • 交 通: JR中央線・総武線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分

参考文献

  1. 大塚初重(1995)『日本古代遺跡辞典』吉川弘文館

狭山市立博物館2023年05月14日 15:04

狭山市立博物館(さやましりつはくぶつかん)は埼玉県狭山市の文化財を紹介する総合博物館である

概要

市制施行35周年記念事業のひとつとして、平成3年(1991年)11月1日に開館しました。常設展示は「入間川と入間路-その自然と風土-」を基本テーマとする。旧石器時代縄文時代の集落・道具、狭山の古墳、敷石のある住居跡、古代の狭山(櫛・和同開珠、生活用具)を展示する。「県営狭山稲荷山公園」の中にある。古代のゾウの骨格標本や古代の古墳についての展示から、かつて走っていた馬車鉄道もあります。建物外壁には明治時代の狭山の特産品「斜子織」の文様が示される。年に4回の企画展があり、そのほか多数の講座・イベントを開催する。

展示

  • 1階
    • 研修・講義室
    • 舞い舞いホール
    • レストラン
  • 2階
    • 企画展示室
    • 常設展示室
      • 太古の狭山
      • 狭山の自然
      • 原始時代の狭山
      • 古墳時代の狭山
      • 古代(奈良・平安時代)の狭山
      • 中世の狭山
      • 近世の狭山
      • 明治維新から現在までの狭山
      • 狭山の民俗
      • 近世の生業(伝統産業)
    • 茶室

アクセス等

  • 名称:狭山市立博物館
  • 開館時間:日火水木金土祝 9:00~17:00 入館は16時30分まで。
  • 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、毎月第4金曜日
  • 所在地: 〒350-1324  埼玉県狭山市稲荷山1-23-1
  • 観覧料:個人:150円 高校生・大学生 100円
  • 交通: 西武池袋線稲荷山公園駅から徒歩3分

参考文献

墨古沢遺跡2023年05月14日 19:10

墨古沢遺跡(すみふるさわしいせき)は千葉県酒々井町にある旧石器時代中期の大集落遺跡である。

概要

3万4000年前の旧石器時代(後期旧石器時代前半期)に属する遺跡である。「石器ブロック」と呼ばれる石器の分布が集中する場所は、円環状に配置された「環状ブロック群」と呼ばれるもので、円環部の大きさは南北70m、東西60mであり、石器の数は1万点に迫る。 日本最大級の規模である。動物資源を目的に集まった人々が営み,狩猟具を含む活発な石器製作を行った集落遺跡であり,石材分析から広域に及ぶ人々の移動や交流があったことが明らかとなった。石器に使用する材料は、石なら何でもよいわけではなく、黒曜石に代表されるように加工しやすく、割れ口の鋭い石を選択する。千葉県は「石なし県」と呼ばれたほど、良質な石器石材の原産地が少なく、列島の多方面から多種類の石材の搬入があった。全体の7割以上にガラス質黒色安山岩が使われているが、理化学的な分析の結果、群馬県から持ち込まれた可能性が高いことが判明した。 「石器ブロック」は石器が限られた範囲から集中して見つかる個所を言う。古沢遺跡で、石器ブロックが約60ヶ所発見されている。石器ブロックは、旧石器時代の人々が石器を製作したり、使用した生活の跡である。当時の生業活動や集団関係を知る上で極めて重要な遺跡である。

調査

1999年(平成11年)から翌2000年(平成12年)にかけて、東関東自動車道酒々井パーキングエリア上り線の拡張工事に伴って発掘調査が行われて発見された。集落の西側の4割が発見された。2015年(平成27年)~2017年(平成29年)に集落の規模を確認するトレンチ調査が行われ、集落の6割が良好な状態で残っていることが確認された。 地表下約1.2mから、最も多い出土があった。

遺構

石器時代は簡素なテントに住んでいたため、建物の痕跡が見つからない。しかし石器造りの跡や焚火の跡が見つかっている。テントの中心部に人々が集まる広場があったと考えられる。

遺物

出土遺物の一部は遺跡に近い「酒々井コミュニティプラザ」に展示されている。

  • ナイフ形石器 2点
  • 台形様石器 -71点
  • テント
  • 衣類
  • 局部磨製石斧
  • 石錐
  • 削器
  • 玉髄(メノウ含む) - 北関東
  • トロトロ石
  • 龍紋岩
  • ガラス質黒色安山岩
  • 黒曜石 - 信州産、神津島産、栃木県高原山産

時代

焚火の跡の炭粒を用いて炭素年代測定を行ったところ、約34000年前と判明した。

指定

  • 2019年(令和元年)10月16日に国の史跡に指定される。

アクセス

  • 名称:墨古沢遺跡
  • 所在地:〒285-0913 千葉県印旛郡酒々井町墨字小谷1381-3
  • 交通: 酒々井駅から徒歩38分。2.9km、

参考文献

  1. 酒々井町教育委員会(2020)『34000年前墨古沢は日本の中心であった』酒々井町

芝山古墳・はにわ博物館2023年05月14日 20:36

芝山古墳・はにわ博物館(しばやまこふん・はにわはくぶつかん)は千葉県山武郡芝山町に所在する古墳と埴輪の博物館である

概要

1988年(昭和63年)5月1日に、芝山公園内に開館し、「房総の古墳とはにわ」をテーマとした展示を行う。 遺跡や埴輪の展示、精巧に復元された古代衣装や竪穴式住居を通して古墳時代の生活や技術を学べる。

展示

  • 第一展示室 千葉県内や関東地方の古墳文化を写真や解説図で示す。小川台古墳群、蕪木古墳群、山田・宝馬古墳群等、周辺の古墳から出土した埴輪群を示す。
  • 第二展示室 古墳時代の生活と技術を、実験考古の成果や今でも残る古代の技術を展示する。埴輪による復元した衣装、古墳時代の復元住居。
  • 第三展示室 考古学の調査・整理・報告など、研究のようすを写真や実際の機材などを使って解説する。古墳分布図。仏像など古墳時代から仏教受容への移行を示す展示。
  • 山田・宝馬188号墳 女子 たれ目ぎみに丸くくり抜かれた目が優しい表情のこの女子像は、山武地方の埴輪の特徴を示す。
  • 山田・宝馬188号墳 馬 埴輪に馬・牛・犬・鶏・猪・鹿があるが馬は特に多い。儀式用に飾り立てられた馬の埴輪から、古墳時代の馬具、辻金具や引き手、鞍の前・後輪などが示される。
  • 朝日ノ岡古墳 武人 よろいかぶとに身を固めた勇ましい武人の姿である。髪は頭のまん中で左右に分け、耳のわきで束ねた美豆良(みずら)の髪型である。太いズボンは褌で、動きやすいように膝の下を脚結(あゆい)で縛る。古代の男性の服装の特長を示す。

アクセス等

  • 名称:芝山古墳・はにわ博物館
  • 開館時間:午前9時~午後4時30分
  • 休館日:月 (月曜が祝祭日の場合は翌日が休館)
  • 所在地:〒289-1619  千葉県山武郡芝山町芝山438-1
  • 観覧料:大人 200円
  • 交通: JR松尾駅・芝山千代田駅から芝山ふれあいバスで20分 「芝山仁王尊」下車

参考文献